第七話 何もかも、何もかも



そうだ、そうだった。


俺の名前は、



エイナ=メハ。


俺の右腕に握られるのは黒い剣、

魔神ノ右腕は既に消え、この剣の中に在る。


悠斗「……遅い」

エイナ「あぁ、悪いな」

お楽しみを始めようか?



バキバキと音を立てて機関の内部が壊れていく。
恐怖など微塵も感じない、何故かって? 俺が今世界を動かしてるからだよ。



さて、凌?
お返しはさせて貰うぜ?


派手な炸裂音と共に蒼炎が弾ける、構うかよ。


ロンギヌスが交叉する、

牢独と。

凌「そう簡単に勝たせるとでも?」


残念、

今の俺には世界の全部が解る。

何でかって?

全部解った、

俺が作ったんだ、この世界を。

俺が望んだんだ、この世界を。

そうだ、いつだってそうだった。

断罪の力を手に入れた時も。

悠斗達と会った時も。

全部俺が望んだ事だった、そうだ、あの地震だって、俺が起こした。

もう俺はヒトなんかじゃ無かったんだ。

俺は、

そうだな、さしずめ、


エイナ「幻想人(ドリームメイカー)……!」


魅塵と牢独が弾き合う、

来い、

レイプトラズト。

牢独が弾け飛び、水晶剣となって、再び手に戻る。

全力で行くぞ、


エイナ「幻越!!」

と、
凌に変化が訪れる、蒼と黒の眼。

全部を手に入れた、ってか? でもこれには打ち勝てない。


凌「陽焔【旋律】!」


二つの属性がエンチャントされた魅塵がレイプトラズトとぶつかる。

が、魅塵を弾き、水晶剣は凌を切り裂く。


負けない、そう言っただろう?


悠斗「残念」

……?


凌「最早同じ立場に居るんでね」


……魔王とかよ。


無限再生。そうだ、ロンギヌスもJesusも吸収したんだっけ。


でもな、勝てるんだ。


この世界でなら、な。



この世界も、凌も、宵も、悠斗も、麗華も、シグマも、卓斗も、みんなみんな、消えていく。


この世界は、もう要らないんだ。

俺は、俺だって、解ったから。

確かに存在した世界の存在を消去する。

この世界は俺の罪だから。


さぁ、舞台を戻そう、


夢の続きに。
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