第八話 プロローグ


空は嘆く。

世界は消える。


真那「……和途?」
エイナ「……どうしたよ?」

ウィブ=リィシェの中、其処で目が覚めた。

真那「お前は、コレで良いのか?」

何がだよ。

真那「エイナに、奪われたままで」

エイナ「間違ってる。エイナは俺だ。そして、アイツは和途だ」

真那が黙り込む。

流れ込んでくる。

俺が取り込んだ全てが、俺を取り込もうとする。
抗ってやるよ。やれるだけ、な。

エイナ「それに、何が起きたって」

真那の朱色の眼が俺を見る、

エイナ「俺は、俺だ」



もう一度俺は夢を見る。


俺が、僕が、泣いている夢。


そして俺が手にしたのは、


罪。


エイナ「もう一度、もう一度進む。
    真那、貸してくれ、お前を」


真那「……良いんじゃないか?」

ウィブ=リィシェの中に何かが取り込まれてくる。


和途。


和途「何だよ……僕は……僕はまたエイナに戻されるのか……」

エイナ「エイナだろうが和途だろうが、お前はお前だろ」


手を突き出す、黒い剣がその手に生まれる、


和途「頼む、みんな。俺にもう一度……!」


言葉は途切れる、


牢独はレイプトラズトへと変化する、



和途「來喚、幻想人!」


Fin.
前へ/戻る/次へ