第六話 牢独


出やがった……。


シグマ「ロンギヌスを止めた……?」
何者だ、そう教官は続けた。



俺は、知ってる、コイツを。





藤薙悠斗……!





凌「……悠斗か」

悠斗「たかが槍一本、その為にこれだけ時間がかかるものかね」
そう呟きながらアイツが降りる。

勘弁してくれよ……。


パカン、


玩具でも蹴飛ばしたように数人の頭が吹き飛ぶ。

ターゲットが偶然こっちに来てました、なんつったらとっくに死んでます。
勘弁してください。


と、悠斗の視線がこちらに向く。


あぁ俺死んだわ。


何かが来る、


ガゴン、
俺の右腕に当たって弾け飛ぶ。何だったかなんて解らねぇ。


悠斗「……麗華、アイツじゃないのか?」
麗華「そうね。確かに……」


魔神の右腕、そう麗華は続け、


俺の目の前に現れた。

……って近っっ!?


驚いた時には遅い、見事俺は吹き飛ばされる。

ただ視界に入ったのは、麗華の首に掛かった骸の首飾り。

彼処にカラダがある、そして魂は、


俺の右腕?


そして魔神の右腕は此処にある、
魔人を狩った者は彼処にいる、

魔神を狩った者は……?

悠斗「俺だ」


心読んでんじゃねぇよ……。

素晴らしいキャストだ、

悠斗「それに、魔神も居る」

おいおいマジかよ。

で、悠斗が指したのは、
教官。


……え?


俺が教官を見た頃には既に教官は悠斗の目の前にいた、

シグマ「貴様かぁぁぁっっ!」
氷の男は炎の男になりました、とか訳解らない事言ってる場合じゃなくて!


アレ、でも教官右腕あるじゃない?

悠斗「魔神だからな、腕一本無くなろうが」

そう言いながら悠斗が綺麗に教官の一撃を避け、一撃入れる、


もう何処の格ゲーだよとツッコみたくもなる華麗な流れである、

麗華「簡単に再生できちゃうのよ」
文章続けるのアンタかよ。


ガスッ、

鈍い音と共にまた俺は飛ばされる、

無力だ、

んでもって、

不幸だ。


……アレ?


何でだ、頭が……痛い?


――着地したハウンドの口から零れたのは、
  俺の足下にいたはずの小猫の首。

……アレ? あれれれれ?


――……眠り続けろ、永遠に。


う、あ?



――あぁ、構わないよ。俺はもう――。



っあ、




――此処は何処、僕は誰?



――君は、



――全てを奪おうとしたモノ。





あ、あああぁぁぁ、


――うん、『またね』。





――僕の友達――





エイナ「うおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
前へ/戻る/次へ