第十三話 この場所、僕の舞台
弾き合う、二つの水晶剣、
着地、
夜奴「ッチ、もう限界か……!?」
和途「……何が?」
言った瞬間、
夜奴「覚えてろ、お前が食った存在は、お前を……。」
途切れて、掠れて、消えていく、夜の者。
卓斗「っのおお!」
大剣を振り回してグール達を吹き飛ばす卓斗、
宵「……無駄に数が多いな……。」
凌「何、その分ぶっ潰せば済む話さ!」
その通り、と言いたいところなのだが、
どこからか、ソレは湧き出てくるのだ。
どこから、
卓斗「……オイオイ……。」
またしても、和途に散々見せられた某太陽アクションRPGより、
暗黒城。
和途「とくればまず潜入だろ。」
卓斗「どっから湧いたお前!?」
其処、と和途が先程まで戦っていた地点を指す、
和途「ま、そんなこんなで行ってくださいな。」
凌「アレ、お前は?」
和途「まぁ、たまにゃVS謎の雑魚敵軍団、っつーのも在りかと、ね。」
輝く銀髪、煌めく朱眼、
炸裂する漆黒の光。
和途「來喚、『ジャッジメント』!」
《消えろぉぉぉぉっっ!》
あの独特の反響する声、炸裂するその力、
爆ぜて逝く軍団は、まるで銃弾の嵐の如く。
自分の為に犠牲となった友、そしてその為に自分の中に宿った力、
和途《砕け散れぇぇぇ!!》
その遠吠えが、天空に響き渡り、あの夢の中へ伝わることを祈りながら。
卓斗「んじゃま、行くか。」
そう言いながら、卓斗は大剣を空へと翳す。
卓斗「夢、次元、世界、万物を繋ぐは我が剣!」
高々と掲げたその大剣が一瞬煌めいたかと思うと、
彼等は暗黒城へと辿り着いていた。
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