第二十五話 デイズ・レフェアチェーン・ソード


ジャンゴ「ぅ……あ……?」
キング「所詮、其れが御前の限界だった、って事さ。
    あばよ、太陽少年。」


紅い剣の中に、ジャンゴが取り込まれた。


太陽は、闇へと堕ちた。

既に、全ては完結しようとしている。

もう、遅い。


……遅いんだよ、和途――。



『神』が独り呟いた。




和途「嘆唄!」

全てが一瞬にして、消去される。

が、それと同じだけ、湧くように入り込んでくる。


和途「……ウザってぇな。消えろよ。」



ベコン、と地面が凹む。
和途「獅子嚇。まぁ、所詮は疑似、だがな。」

それでも十分だろ、と呟きながらローブを翻した和途の後ろには、



白き翼を持っていたモノ達の、山。





凌「……げ、マジでやってきたのかよ……。」
唖然とした表情で、凌が呟く。


和途「ん? あぁ、まぁね。」
いつの間にかローブが消えている状態で、和途が応える。

悠斗「で、コイツはどうなってるんだ?」
悠斗――そう、先程悠斗は卓斗と共に戻ってきたのだ――が、真那を指さす。
其処にいるのは、確かに真那。


意識の無い。


和途「説明めんどくせぇな……ま、いいか。」



世界樹――真那の記憶を司ってもいるソレを吸収したことによって、
真那は既に和途の中に『呑まれて』いるのだ。


つまり。


和途が触れた瞬間、真那の「体」は取り込まれる。
和途「真那の精神、肉体、魂――全部俺の中に戻った。」


笑みを浮かべながら、和途が呟いた。






和途「ブッ壊れろォォォォ!」
和途の叫びと共に、城壁は簡単に崩れる。


天界へと、彼等は再び歩を進めた。
再び天使達が攻めてくる可能性を考慮し、
麗華とアデルのみ、城に残っている。

入って速攻の天使軍団。
が、
凌「残念ながら、アンタ達に勝ち目は無いぜ?」
宵「俺達の傷を完治させたのは麗華だがな。」

凌と宵が易々と切り落としてゆく。

凌「さて、行ってもらおうかね? ちっとは見せ場、欲しいんでね。」

悠斗「あぁ、任せた。」
一言呟き、悠斗は駆け出す。




宵「……で、勝ち目はあるのか?」
凌「実のところ微妙。数多すぎだぜ、此奴等。」
宵「……質より量、とはよく言った物だな。」


飛びかかる天使達へ、宵と凌は向かっていった。
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