第二十四話 ∞or0
悠斗「さて、続きを始めようじゃぁないか?」
]U「……!」
刹那、剣と剣が交わる。
そして、トゥエルヴが吹き飛ばされる。
悠斗「追い打ち、っと。
獅子嚇ッッ!」
地面に叩きつけられる、同時に潰されそうになる、という状況。
が、
]U「効かんわぁぁぁ!」
空気圧、ソレを切り裂く。
と、
悠斗「甘い、ってぇの。」
蒼き矢が、トゥエルヴを貫く。
悠斗「殺しはしないさ。ただ、永遠に俺の中に閉じこめるだけだ。
悔やみ続けな。雲遙ッ!」
そして、彼の幻影は、
姿を消す。
瞬間、ズルリと、悠斗の中から真那が出てくる。
真那「……っはぁ……。」
悠斗「何だ? 姉さんに弄られてる割には体力ねぇな?」
真那「……だからじゃねぇの……?
ところでよ、コレ、実際世界じゃ使えないんじゃないの?」
悠斗「今更気づいたのか?」
結局、悠斗も、真那も、イセリアから作られたその体の中に、
『記憶』として埋まったモノなのだ。
体と体が元に戻ることは有り得ない、否、あってはならない。
それは即ち、神への冒涜、とやらになるのだから。
まぁ、神がいようが居まいが、ソレは誰に決められるでもなく『出来ない』のだが。
とにかく。
体と精神が交わる精神世界でなければ、この状態にはなれない、という事だ。
イセリアのように、
精神体を悠斗の中に入れることは可能だが。
真那「さて、で、どうするのかね?」
悠斗「さぁ、な?」
卓斗「オイオイ、嘘だろ!?」
最早卓斗の愛銃となったM700。
それによって、鬼神――悠斗の脚は確かに打ち抜かれた。
が、
何事もなかったかのように、動く。
悠斗「オオオォ!」
卓斗が愕然としたその瞬間、
悠斗が懐へと入り込む。
卓斗「ッ紅鬼のっ!」
本来、相手の懐に入り込む技だが、すでに零距離なので問題はない。
その場所から悠斗を吹き飛ばす。
卓斗「掌ァァァァ!」
斬撃に近いモノとして放たれた衝撃波が、悠斗をたたき落とす。
卓斗「アアァァ!」
振り下ろされたその大剣は、
受け止められた。
悠斗「……ったく、やっと戻って来れたか。」
真那を背負った、鬼神では無くなった悠斗に。
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