モノローグ
第三勢力、とは言うものの。壊滅状態であった元々の時代の人間は蚊帳の外に近い。
実質、太陽都市とシュブニグラスの二勢力による戦争となっていた。
確実に、一つ一つ。
太陽都市の所持していた建造物全てを虱潰しにシュブニグラスは潰していった。
そして世紀末世界の人々は、シュブニグラスと同盟を結ぶ。
太陽の街、サン・ミゲル。
其処を中心として、段々と人間達が立ち上がり始めた頃。
太陽都市は既にその中に眠る太古の遺産の全てを修復したとの噂だった。
それでありながらシュブニグラスにこれだけの打撃を受けている。
人々は勝利を期待した、
しかし、修復したその全てを既に使用していた、
とは誰も言っていない。
多くの人間が感じ、そして言わずに居たそれは、
恐怖として覚醒する。
太陽都市の中に製造されていた、特殊な物があった。
彼らの使っていた力――太陽をエネルギーに変える石。
それを彼らは別の物質に変えた。
完成したそれ。意志を持つ金属。
――ライブメタルが、動き出す。
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