別幕【神殺し編】
書き出し
「私を、殺して」
「それがお前の望みなら、俺はお前を斬るよ」
短剣が鈍く光り、その柄にはこう刻まれた、
――『神殺』と。
血の池に沈む異形を背後に、鈍い銀色を見つめながら、少年は呟いた、
「……『神殺し』ね」
と。
「どうだい、絆を切り裂いた気分は」
問われ、少年はこう答えた、
「負けるわけにはいかなくなった」
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