第五話 貫く、自由


俊哉「……何だ……コレは……!」
数時間前、其処にいた者が漏らした言葉を、


俊哉がそのまま呟く。

義和「これは……狂戦士の父親……?」

義和が、既に屍と化したバータの体に触れる。


俊哉「……狂戦士とやらが狂って殺した、ってか?」

そうじゃない気がする、と義和が答える。


義和「狩人から来てた報告によると、
   ヤツの武器は剣らしい。だけど、この傷……。」


まるで風がそのまま彼を切り裂いたかのようだ、と続けた。



同時刻、別次元。



和途「……で、コレはどうなってるんだ!?」


走る、走る。
卓斗「俺が聞きたいね……。」

そこからとにかく走る2人の後ろには、
グールの大群。


幾ら倒そうと湧いてくるので、面倒くさくなり逃走。


もう何をどうしろと、な状況下。


と、
ポーン。



突然、グールの団体がすっ飛ぶように消えた。


宵「……で、何で俺達は此処に居るんだ?」
凌「……俺が聞きたい……。」






研究所、



シグマ「……気分は、どうだ?」
将也「……あぁ、悪くないね。」


カプセルの中から将也が出る。


シグマ「どうだ、神の鎖から解放された気分は?」
将也「上々。力が残ってるのがありがたいね。」


麗華「あら、お目覚め?」
麗華が、スタスタと歩いてくる。

将也「おぉ、麗華か。色々聞いてるんだが……。
   お前の部隊……狩人は何やってんだ?」


麗華「……まぁ、色々とね。」


麗華が肩を竦めると、


シグマ「とにかく、あまり機関に敵対しない程度にな。」

シグマがそう呟いた。
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