劣最終話 打ち上げと言う名のナイトメア
イセリア「完結おっめでとーッ!」
実は騒ぎたいだけだと思われるイセリア。
和途「ま、ぼちぼちやってきますかね。」
炭酸飲料片手に卓斗と乾杯しながら和途が呟く。
卓斗「コレ続編あるの?」
和途「さぁな、俺が聞きてぇ。」
一見、普通のパーティーである。
が、この後悲劇が起きる事を誰も知りはしない。
知ったとしても、逃げる術を持たない。
10分後。
卓斗「うわぁ、完全に出来上がってるよ……。」
イセリアに絡まれる悠斗、テンションの上がってきた宵&凌、
作中で技が出せなかった腹いせとばかりに会場爆破を開始する麗華、
その横で剣の手入れをしているアデル。
和途「何はともあれ、普通じゃないことだけは確かだ。」
と、
イセリア「いきなりですがゲームです!」
テンション高し。
イセリア「その名も女王様ゲーム!」
名前的に恐らく王様ゲーム。しかも仕込み付きだと思われ。
で、勿論。
イセリア「12番が女王に『ピーー』で『ピーー』すること〜。」
悠斗「姉さん……謀ったな……!」
勿論、12番を引くのは悠斗。
悠斗が引く瞬間に番号変えられている事は言うまでもない。
勿論、悠斗も更に番号を変更している。
が、何故かバレる。
七桁の数を書き込んでやろうと何故かその数字をピタリと当てるのだ。
そもそもその数字は人数的に有り得ないのだが。
神に祈ろうが逃げられない、
無理もない、当作品の神は絶命したし、
AWの方で神を超えた神に近いモノとなった悠斗のベース、
ソレがイセリアなのだから。
そして、気紛れが訪れれば、その状況も一変する。
イセリア「じゃぁ次5番の人〜。」
完全に悠斗だと思っていた者が、自分の所持している物を見て唖然とする。
和途(……何故俺が5番を持ってる……!?)
次の瞬間、番号を能力で書き換える。
その数字、7253。
イセリア「やっぱ変更、7253番〜。」
和途(……マジっすか……。)
省略。
和途、脱落。
卓斗「おーい、サバイバル生活もせずに死ぬな〜。」
卓斗が声をかけるが微塵も動かない。
和途「……お、俺は誰だ……?」
壊れてる場合か。
更に省略。
男性陣、全滅。
同時に、女性陣が狙われ始める。
そして、満場一致で、
逃走開始。
和途「卓斗、こっちだ!」
逃げるとなればボケている訳にも行かない、
和途、卓斗と共に全力疾走。
その後ろから、メンバー勢揃い。
悠斗「……何で次元連結が使えないんだ……。」
仕様だと思われ。無論、イセリアによる禁止状態だろうが。
将也「……俺敵役だったのに何でこんなことに……。」
だってAWメンバーだし。
卓斗「……疲れた……。」
死にたいか?
アデル「いつもああなのか?」
麗華「いつもああです。」
レル「……不潔……。」
何故疲れない、女性陣。
ヴァンダ「……。」
ボールペンが何故か小型ロケットっぽく変化し、ソレに乗るヴァンダ。
宵「うおおおおぉぉぉぉ!」
全力疾走。その後ろで、
凌「頼む、フェンリル、もう少しでいいから速く……!」
魔狼と共にレッツラゴーな凌。
最後だろうが何だろうが、グダグダには変わりない。
悪夢から逃げる。ただ、とにかく。
今回、悪夢という単語に一番似合うのが状況的にイセリアなだけで、
本来、存在は悪夢から――嫌なことから逃げ出していく。
そして、幻想を追い求めてゆく。
とにかく、
この鬼ごっこがいつ終わるのか、知る者は居ない。
ファンタズ・フラグメント、完。
ジャンゴ「僕の出番無さすぎない?」
ギクッ。
――完。
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